フランク・ショーターが自ら語る製品に対する信念

どのようにして商品化を?

以前に米国の著名な雑誌の表紙に私が掲載されたのですが、その写真は、私がUSAのユニフォームを着用して世界的な大会で優勝した時のものでした。  しかし、これは米国選手団の公式ユニフォームではなかったのです。 どうしても支給された公式のユニフォームを着る気になれず、町で布地を買ってきて自分の身体に合ったように裁断して縫ってみました。 支給されたユニフォームよりずっと着心地がよかったのです。 それで、その出来上がった自家製のユニフォームにUSAのマークを縫い付けて出場して優勝したのです。

世界大会への遠征、ランナー達との出会いから、ウエアに関して多くのことを学びました。 例えば、ニュージーランドのユニフォームのショーツは普通のものより丈が短く、側面が切り込んであり、足の上げ下げがスムーズで、非常に走りやすく機能的に出来ていました。 現在、私達が販売しているショーツでベストセラーになっている「サードレインショーツ」のアイデアの一部はここからきています。 それを、米国風に再デザインし、米国好みのカラーを揃えました。

シングレット(ランニングシャツ)や、ショーツは、軽さ、通気性、着心地のよさ、そして発汗がすばやく出来ることなどの機能面と、デザインやカラーなどのファッション面をうまく組み合わせることが重要です。 もちろん、ウインドブレーカーなどのオールウエザースーツ、ウオームアップスーツなども同様です。

既存のオールウエザースーツは、走るに従って内側に熱気と汗が溜まってベトベトして非常に不快なものでしたが、私達の製品はそのような問題点を軽減しました。 外からの雨、雪、風などを防ぎ、内部の汗は水蒸気となって外部へ発散させる素材の採用や、多くのアイデアを盛り込んだ結果です。
レース用には軽さを追求しました。 特にフルマラソンは長い道のりです。 レース用のシューズと同じ様に、ウエアも少しでも軽く感じることが出来れば精神的にも随分と楽になります。
また、汗を外部に放出する為にメッシュも多く取り入れました。 ショーツにはインナーを付けましたので、サポーターは不要ですし、小さなキーポケットもつけました。 これは、何かのことで電話などをかける必要がある時の小銭や、家の鍵を入れるのに本当に便利です。

これらの殆どは、実際に走った人々がデザインし、改良を加えた結果がフランク・ショーター・ランニングギアの商品に生かされているのです。    
※ 写真はいづれも1977年米国でスタート当時のカタログから抜粋

 

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