前回(第6回)は「ウオーミングアップをしよう」とアドバイスをしました。 ここでウオーミングダウン(日本ではクーリングダウンと呼んでいます)を少し述べます。
あなたが健康のためにランニングを行っているのであり、ガチガチのシリアスレースや、インターバル・トレーニングを行うのではなくあくまでも健康維持が目的である場合、軽くジョグをした後に心拍数が1分間に120−130くらいであれば、特にウオーミングダウンは絶対に必要かと言えばそうでもありません。 軽く1キロほどペースをスローダウンすればいいでしょう。 しかし、過酷なレースやインターバル・トレーニングの場合は、必ずウオーミングダウンが必要です。 身体がぎりぎりの状態に置かれていたからで、一流ランナーはフルマラソン後、2−3kmは行います。
筋肉組織にガスが発生して早く体外に排出しようとしていますので、休にストップすると血液循環によるガスの排出がうまくいかなくなってしまいます。
さて心拍数ですが、ランナーにとって心拍数を知るのは大切なことです。 ジョグを行った直後のあなた自身の心拍数を確認しておいてください。 おおよその数で結構です。 10秒間にいくつの心拍があったかを数えそれに6を乗じます。
つまりそれがあなたの1分間のおよその心拍数です。 毎回数える必要は無く時々でいいでしょう。
心拍数には4つのレベルがあります。
1)最大心拍数
絶対にこの数値まで上がるような運動をしてはいけません。 これを超えると重大な生理的な問題が生じ危険です。最大心拍数の数値は230マイナスあなたの年齢が目安です。
2)運動時心拍数
これがフィットネスの基準になる心拍数です。 最大心拍数の60%が基準です。
3)休息時心拍数(平常心拍数)
日によって異なりますので、しばらく平常の生活状態の中での平均値をとってください。
4)起床時(安静時)心拍数
最低心拍数です。 ハードなトレーニングを続けているとオーバーワークになることがあります。 この起床時の心拍数がいつもより毎分10以上も多い日が3日以上続くとあなたは「トレーニング過剰!」との赤信号を身体から受けていることになります。 休息が必要です。